本当は怖い肘内障シリーズ①

 


子どもの肘が抜けた!?

よく耳にする「子どもの肘が抜けた」という言葉。
これは医学的には「肘内障(ちゅうないしょう)」と呼ばれるものです。

では、この“内障”ってなんだと思いますか?

実はこの「内障」という言葉、肘だけでなく他の部位でも使われていたんです。
例えば「膝内障(しつないしょう)」という言葉。

今では整形外科で「膝内障」という診断名が使われることは少なくなりましたが、昔はよく使われていたそうです。

なぜ最近は使われなくなったのか?

それは、かつて「膝内障」とされていた症状が、MRIの普及などによって詳しい原因が分かるようになったからです。

つまり、「膝の中で何かが起きているけど、原因はよく分からない」――そんなときに使われていた言葉なんですね。
それが今では、「半月板損傷」など、具体的な病名で診断できるようになったわけです。

もっと身近な例で言えば、「白内障」や「緑内障」もそうです。
今でこそ原因ははっきりしていますが、昔は分からなかったため、「内障」という言葉が使われていました。
そしてその名残で、現代でも使われ続けているのです。


では、本題の「肘内障」はどうでしょう?

「肘の中で何かが起きていて、子どもが痛がっている。けど、原因がよく分からない。」
そんな状態を昔の人たちは「肘内障」と名付けたのでしょう。

実は、この肘内障についても、いまだにはっきりと原因が解明されているわけではありません

というのも――
・特定の年齢の子どもにしか起こらない
・整復するとすぐに良くなる
・重症化しにくい
こういった理由から、あまり重く見られず、詳しく調べる必要がないと思われている節があります。

そもそも、小さな子どもにMRIを撮るのも大変ですからね(笑)


でも、世の中には変態……じゃなかった、探究心にあふれた人がいるもので(笑)
実際に「肘内障とは何が起きているのか?」を解明しようとした方がいるんです。

あ、もちろんその人は柔道整復師ですよ!

こういう貴重な視点を持っているのは、やっぱり柔整師しかいないんです。


ということで――
次回の記事「実際には何が起きているの? 本当は怖い肘内障シリーズ②」をお楽しみに!


 

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